宮坂祐介大使より新年のご挨拶

令和8年1月1日

新年あけましておめでとうございます。皆様方にとりまして今年一年が素晴らしい年となりますよう心より祈念しております。 

 

昨年4月から、当館においてセントクリストファー・ネービス兼轄することになりました。我が国がセントクリストファー・ネービスと外交関係を樹立してからちょうど昨年が40周年を迎える記念すべき年であり、大使としてこの喜ばしい年を迎えられたことは大変光栄でした。 

これまで両国は、共通の価値観を有し、また多くの課題を共有しながら、水産、防災、気候変動といった分野を中心に、良好な協力関係を築いてまいりました。今後も、これらの分野をはじめ様々な分野での協力を通じて、二国間関係及び国際場裏での協力を強化していきたいと考えております。 

 

昨年を振り返りますと、8月には、大阪・関西万博2025において、セントクリストファー・ネービスのナショナルデーイベントを開催しダグラス外務大臣にご出席いただきました。当日は、同大臣の開会挨拶に引き続き、セントクリストファー・ネービスの方による伝統的なカリブ音楽とダンスが披露され、観客を魅了しました。訪日中、ダグラス外務大臣は、宮路外務副大臣と会談を行い、カリコム諸国の脆弱性克服を含む持続的発展に向けた協力に共に取り組み、連携を強化していくことで一致しました。 

また、昨年9月には、日本国政府とCDEMAとの間で水防災・水管理に関する覚書が締結されました。自然災害の多い国として、日本はこれまでの経験や技術を共有することで、セントクリストファー・ネービスの防災対策に貢献していきたいと考えております。 

このほか、現在、「カリブ地域におけるサルガッサム管理能力強化計画」の一環として、サルガッサム海藻除去機材の調達を含む無償資金協力が進められております。日本は今後も、JICAを通じた人材育成分野での技術協力や、草の根・人間の安全保障無償資金協力などを通じて、セントクリストファー・ネービスとの協力を続けてまいりたいと考えております。 

また、外交関係樹立四十周年を記念する文化交流事業について、現在準備を進めております。近年、日本のアニメや漫画を通じて、日本文化への関心が世界各地で高まっております。こうした交流事業が、貴国の皆様に日本をより身近に感じていただく機会となることを願っております。 

 

最後に、当館は、今年管轄を引き継いだばかりということもあり、必ずしも至らない面が多々あったかと思います。一方で、多くの方々にご理解とご協力をいただき、業務を進めることができました。あらためて御礼申し上げますとともに、引き続きご支援・ご協力の程宜しくお願い申し上げます。 

 

令和8年1月 

日本国特命全権大使 宮坂 祐介